ニュースの要点

3行まとめ
- 約100年ぶりに発見された第3の磁性体が、コンピューターのメモリーに使用できることが実証された。
- この磁性体は、鉄と硫黄で構成されており、資源制約が少なくコスト面でも優位性がある。
- 東京大学の関真一郎教授の研究チームが開発を進めており、従来の磁性体に比べて100倍以上の演算速度を実現する可能性がある。
ニュース詳細
東京大学大学院工学系研究科の関真一郎教授の研究チームが、約100年ぶりに発見された第3の磁性体がコンピューターのメモリーに使用できることを実証しました。この新しい磁性体は、デジタル情報を構成する「0」と「1」を読み書きできることが確認され、従来の磁性体に比べて100倍以上の演算速度を持つことが期待されています。
この第3の磁性体は、鉄と硫黄で構成されており、世界中に豊富に存在するため、資源制約が少なく、コスト面でも優位性があります。これにより、今後の応用研究が進めば、従来よりも演算速度が速いコンピューターや、充電が長持ちするスマートフォンの開発が可能になると考えられています。
将来的には、この新しい磁性体を利用した技術が普及し、私たちの生活に革新をもたらすことが期待されます。特に、情報処理の効率が向上することで、さまざまな分野での技術革新が進む可能性があります。
出典