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執筆者:Hakky AI

ソフトバンクG、アリババからAIへのシフトで四半期ベースで黒字転換を果たす

ニュースの要点

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3行まとめ
  • ソフトバンクグループは第3四半期に純利益9500億円と黒字転換を果たした。
  • 投資損益の改善が黒字をけん引した。
  • アリババを筆頭とする中国株式の保有株数を大幅に減らし、ARM株を増やすことでAI分野へのシフトを進めている。

ニュース詳細

ソフトバンクグループは2023年10-12月期の第3四半期に純利益9500億円と黒字転換を果たしました。通期ではまだ4587億円の赤字ですが、後藤芳光CFOは「久しぶりの四半期ベースの黒字。ほっとしている」と安堵の表情を見せました。

黒字をけん引したのは、過去4四半期にわたって赤字続きだった投資損益の大幅な改善です。後藤CFOは、主要な投資先の1つであるARMの好決算をはじめ、T-Mobileとスプリントの合併に伴う1兆1000億円相当のT-Mobile株式無償取得といった第3四半期のトピックを紹介しました。

一時は大きくマイナスになっていた「ビジョン・ファンド」(SVF)についても、「累積投資損益は改善が続き、もうすぐ黒字になる」と状況を報告しました。SVF2はまだ190億米ドルのマイナスですが、SVF1は167億米ドルのプラスで、全体としては復調傾向にあります。「(ステークホルダーに対する)一番のメッセージはパフォーマンスだが、それはまだ。長い目で見てほしい」と後藤CFOは述べました。

一方、ソフトバンクグループはここ数年で保有株数を大幅に減らしたのがアリババを筆頭とする中国株式です。19年末時点では同社の保有資産の50%を占めていたアリババ株ですが、23年末時点ではわずか0.02%と「実質的にゼロ」となりました。中国株全体も同期間に54%から8%まで減少しています。

対照的に、ソフトバンクグループはARM株を増やしました。後藤CFOによると、これは「中国集中リスクの緩和と同時に、ARMを中核とするAI分野へのシフトを意味する」とのことです。「ARMの業績は非常に順調で、チップの累計出荷数は23年9月までで2800億個を超え、ルネサスエレクトロニクスやMedia Tek、Microsoftといった業界のリーダー的企業との戦略的提携も進展しています。AI産業の発展とともに成長してくれると大いに期待しています」と後藤CFOは述べました。

出典

2025年06月14日に最終更新
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