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執筆者:Hakky AI

AIが目利き 「10年以上かかる」職人スキルを再現

ニュースの要点

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3行まとめ
  • 電通が開発したマグロ目利きAI「TUNA SCOPE」が、マグロの断面写真から品質を読み取り、ランクを表示する。
  • マグロの目利きは経験と勘に基づく言語化できないスキルであり、人手不足が深刻な課題となっている。
  • ツナスコープの導入により、スーパーでのマグロの品質が安定し、クレームがほぼゼロになった。

ニュース詳細

AIがマグロの目利きを再現

スマートフォンでマグロの断面を撮影してからわずか数秒。AIが「縮れ」や「焼け」、「脂」などのマグロの味を決める要素を読み取り、ランク(品質)を表示する。電通が開発したマグロ目利きAI「TUNA SCOPE」(ツナスコープ)が、マグロ業界で注目を集めている。

マグロの目利きは重要なスキル

世界各地で水揚げされ、冷凍されて送られてくるマグロは、切断した尾の断面で品質を見極める目利きが重要になる。わずかな情報からマグロ全体の味を予測するのは非常に難しく、10年以上の経験が必要とされる。しかし、目利きのスキルを持った人材は少なく、大手水産加工会社でも希少であるため、安定した品質で消費者に届けることは容易ではない。

ツナスコープの導入により品質が安定

ツナスコープは、静岡県の焼津港などで収集したマグロの断面写真を使用し、ベテラン目利き職人の評価データをAIが解釈することで、目利きのスキルを再現している。現在はメバチマグロとキハダマグロの2種類に対応しており、精度は90%を超える。導入したスーパーでは、AIマグロの特設コーナーで販売したマグロへのクレームがほぼゼロになったという。

出典

2025年06月14日に最終更新
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