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執筆者:Handbook編集部

BigQueryのBI EngineとData Portalの連携について

BI Engine とは

BI Engine とは、BigQuery で利用できるインメモリ分析サービスで、Google Data Portal や Looker, Tableau などの BI Tool と連携して使うことができ、より高速なデータ分析を可能にするものです。

BI Engine を使用すると、パフォーマンス、スケーリング、セキュリティ、データの鮮度を損なうことなく、Dashboard などを作成することができます。

BI Engine のメリット

BI Engine を利用するメリットは次のような点にあります。

  • 速い
    • インメモリで動作するので、より早く分析結果やデータの更新を行うことができる
  • 簡単
    • 複雑な設定などをする必要がなく、簡単に始めることができる

実際の設定方法なども簡単にできるので、使えるシーンやコストメリットがある場合(一定費用はかかるので)には使った方がいい機能かなと思います。

制限事項

BI Engine を利用する際の制限としては、Data Portal の場合、次のようなものがあります。

  • View に対するクエリの一部は最適化されない
  • ロケーションごとの各 BI Engine は最大 100GB までのメモリをキャッシュできる
  • データポータル用の BI Engine は、テーブルあたり最大 500 個のパーティションをサポート
  • データポータル用の BI Engine は、クエリの複雑さに応じて、最大 1 億 5,000 万行のクエリされたデータをサポート
  • カスタムクエリとビューで最適化される関数と演算子には制限がある

分析関数などが最適化されていないのは難しい部分もありそうだなとは思いつつ、これらの制限事項を守れば、便利に利用できます。

料金

無料枠

BI Engine は、Google データポータルのユーザーに最大 1 GB の空き容量を提供します。この無料枠は、データポータルのすべてのユーザーが予約なしで利用できます。

オンデマンド料金

メモリ容量 1GB あたり$0.0499 かかります

定額料金

2,000 個の BigQuery スロットを購入すると、無料で 100 GB の BI Engine の容量が追加で割り当てられます。追加の BigQuery スロットがあり、BI Engine の容量に 100 GB 以上を必要とする場合は、オンデマンド料金で追加容量を購入できます。

スロット無料で追加される容量(GB)
50025
100050
150075
2000100

実際に Data Portal で使ってみる

まずは BI Engine のセットアップをします。

BigQuery のページから、左サイドバーにある「BI Engine」を選択します。

「CREATE RESERVATION」をクリックします。

Location、Capacity を入力します。今回はそれぞれ asia-northeast1、1GB と入力します。そして「NEXT」をクリックします。

「CREATE」をクリックします。

BI Engine が予約されていることが確認できました。

これで BI Engine が使えるようになったので、BI Engine で登録されたテーブルを使えば、データポータルの表示が高速化されるようになります。

データポータルに利用はこちらをご参照ください。

参考

2025年07月06日に最終更新
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