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執筆者:Hakky AI

GitHub Copilot|無料版VSCode活用術と注意点

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記事のポイント
  • Copilot FreeはVS Codeの拡張機能。月50件のチャットとGPT-4o等利用可能
  • バグ修正では原因特定と修正案提示、アルゴリズム選択では最適解を提案
  • 無料版は基本機能に制限。Pro版は無制限の補完、Pro+版はPremiumリクエスト可能

はじめに

GitHub Copilot Freeは、Visual Studio Code(VS Code)で利用できる無料の拡張機能として、AIを活用した開発支援を提供します。この無料版では、月あたり50件のチャットリクエストや、GPT-4oとClaude 3.5 Sonnetモデルへのアクセスといった機能が含まれており、開発者はこれらのツールを活用することで、問題解決やチームとの連携をより効果的に行うことが可能です。

日常的なコーディング作業の効率化、Boilerplateコードの削減、そして仕事の満足度向上を通じて、開発者の生産性向上に貢献することが期待されています。

GitHub Copilot Freeの基本機能と制限

GitHub Copilot Freeは、開発者が日々のコーディング作業を効率化するための強力なツールですが、無料版にはいくつかの機能と制限があります。

チャットリクエスト機能の詳細

GitHub Copilot Freeでは、月50回のチャットリクエストが可能です。この機能は、Visual Studio Code内でAIと直接対話できるため、開発者はコーディングに関する質問や問題解決のサポートをリアルタイムで得られます。

例えば、特定のコードスニペットの生成、APIの使用方法、バグの原因特定など、多岐にわたる質問が可能です。AIの回答精度は質問の種類や複雑さによって異なりますが、GPT-4oとClaude 3.5 Sonnetモデルを活用することで、高度な質問にも対応できます。

チームメンバー間での協力がスムーズになり、@workspace へのリクエスト送信を通じて、より効果的なコミュニケーションが実現します。このチャット機能は、開発プロセスにおける疑問点を迅速に解決し、開発効率を向上させる効果的な手段となります。

特に、複雑な問題に直面した際に、AIのサポートを得ることで、迅速な解決が期待できます。GitHub Copilot Chat inline機能を使用すると、ユーザはクイズに関する質問やコードスニペットを取得し、IDE内で複雑なコーディングの問題を直接解決することができます。

コード補完機能の活用

GitHub Copilot Freeでは、月2000回のコード補完が可能です。この機能を最大限に活用することで、開発者はコーディング時間を大幅に短縮し、生産性を向上させることができます。

コード補完機能は、対応言語が幅広く、JavaScript、Python、Javaなど、多くの主要なプログラミング言語をサポートしています。補完の精度は高く、文脈に応じた適切なコード候補を提示するため、タイプミスや構文エラーを減らす効果も期待できます。

例えば、関数名を入力する際に、関連する引数や処理内容が自動的に提案されるため、コーディングの効率が向上します。また、繰り返し使用するコードパターンや定型文をスニペットとして登録しておくと、さらに効率的なコーディングが可能です。

GitHub Copilotは開発効率を劇的に向上させるツールであり、多くの開発者が使用していますが、利用率の具体的な数字については明確な情報がありませんでした。

機能GitHub Copilot Free
チャットリクエスト月50回
コード補完月2000回

利用可能なAIモデル:GPT-4oとClaude 3.5 Sonnet

GitHub Copilot Freeでは、GPT-4oとClaude 3.5 Sonnetという2つの高性能AIモデルを利用できます。GPT-4oは、より高精度で柔軟性があり、ユーザーの質問に対してより正確な回答を提供します。

一方、Claude 3.5 Sonnetは、無料プランでも活用可能で、正確で有用な提案を提供します。これらのモデルは、それぞれ得意とするタスクが異なります。

例えば、GPT-4oは複雑なアルゴリズムの理解や高度なコード生成に優れており、Claude 3.5 Sonnetは自然言語処理やドキュメント作成のサポートに強みを持っています。開発者は、タスクに応じて適切なモデルを選択することで、より効果的にAIの支援を受けることができます。

GPT-4は開発中のリモートで使用されており、非推奨の機能やドキュメントに関する情報についてはGPT-4が提供する情報はLimitation of Useであると示されています。具体的な制限内容については明確な情報はありません。

VS Code無料版におけるGitHub Copilot Freeの活用事例

GitHub Copilot Freeは、VS Codeの無料版でも様々なコーディング作業で活用できます。問題解決や学習、効率化など、具体的なシーンでの利用方法を紹介します。

バグ修正とエラー解決

GitHub Copilot Freeは、バグ修正とエラー解決において、開発者の強力なサポーターとなります。チャットリクエスト機能を通じてバグの原因を特定し、修正案を得ることで、迅速な問題解決が可能です。

エラーメッセージの解釈や解決策の提案も、開発効率を向上させる重要な機能です。例えば、型ミスによるエラーでは、str()関数を使った修正が提案されます。<instance>.idがIntとして宣言されているにも関わらず、Stringとして使用されている場合、str(instance.id)を使用することでエラーを解決できます。

セマンティックエラーの場合、割り算演算子/が使用され、0で割るエラーが発生する際には、try-exceptブロックを用いたエラーハンドリングが提案されます。n = a / 0のようなコードでZeroDivisionErrorが発生する可能性がある場合、try-exceptブロックでエラーを捕捉し、適切なエラーハンドリングを追加することで、プログラムの安定性を高めることができます。

GitHub Copilot Freeを活用することで、エラー修正にかかる時間を大幅に短縮し、コードの品質向上に貢献します。

アルゴリズム選択と実装

GitHub Copilot Freeは、アルゴリズム選択と実装においても、その効果を発揮します。最適なアルゴリズムの選択に迷った際、チャットリクエスト機能を使って相談することで、適切なアルゴリズムの提案を受けることができます。

例えば、ソート処理を行う場合、データの特性や量に応じて、クイックソート、マージソート、挿入ソートなど、最適なアルゴリズムを選択する必要があります。GitHub Copilot Freeは、それぞれのアルゴリズムの特性や実装方法、計算量を考慮し、最適なアルゴリズムを提案します。

また、コード補完機能を活用することで、アルゴリズムの実装を効率的に進めることができます。例えば、再帰処理を行う場合、GitHub Copilot Freeは、再帰呼び出しのパターンや終了条件を自動的に補完し、コーディングの手間を大幅に削減します。

入力チェックのルーチンでは、Copilotは入力値が整数かどうかを確認し、不正な場合は再試行を促すコードを提案します。これにより、コードの信頼性を高めることができます。

新しい言語やフレームワークの学習

GitHub Copilot Freeは、新しい言語やフレームワークの学習においても、強力な学習ツールとなります。新しい言語やフレームワークの学習を始める際、AIに質問することで、基本的な構文や概念ベストプラクティスなどを学ぶことができます。

例えば、Pythonを学習する場合、GitHub Copilot Freeに「Pythonの基本的なデータ型は何ですか?」や「リスト内包表記とは何ですか?」といった質問をすることで、必要な情報を迅速に得ることができます。

また、サンプルコードの生成と解説を通じて、実践的な学習をサポートします。例えば、Webアプリケーション開発を学習する場合、GitHub Copilot Freeに「Flaskを使った簡単なWebアプリケーションのサンプルコードを生成してください」と依頼することで、基本的なWebアプリケーションの構造実装方法を学ぶことができます。

さらに、生成されたコードの解説を受けることで、コードの理解を深めることができます。VS CodeにPython拡張機能をインストールすることで、PylintやAutopep8といったツールを利用し、効率的に学習を進めることが可能です。

GitHub Copilot Freeと有料版の比較

GitHub Copilotには無料版と有料版があり、それぞれ機能と価格が異なります。

機能の違いと価格

GitHub Copilotの無料版と有料版(Pro、Pro+)では、利用できる機能と価格に大きな違いがあります。無料版は、基本的なコード補完機能と月50件のチャットリクエストが利用可能ですが、利用回数に上限があり、一部の高度な機能は利用できません。

一方、有料版では無制限のコード補完、高度なAIモデルへのアクセス、マルチエディタ対応、CLIでの補完機能などが提供されます。GitHub Copilot Proの価格は月額10ドル、年額100ドルであり、Pro+は月額39ドル、年額390ドルです。Pro+版では、1,500件のPremiumリクエストが利用可能で、追加リクエストは1件あたり0.04ドルで購入できます。

プラン月額料金年額料金Premiumリクエスト
Pro10ドル100ドル-
Pro+39ドル390ドル1,500件

GitHub Copilot Proを利用することで、メソッドの提供率に最大20%の改善が見込めます。また、有料版では毎月AIモデルの更新が行われ、最新の技術トレンドを反映したコード生成が可能です。セキュリティ面では、有料版にはセキュリティリスクのあるコードの提案をブロックするフィルター機能が搭載されています。

学生や教員は、GitHub Student Developer PackまたはGitHub Campus Programを通じて無料でGitHub Copilotを利用できます。

利用頻度と目的に合わせた選択

GitHub Copilotのプランを選ぶ際には、個人の利用頻度や目的に応じて最適なものを選択することが重要です。例えば、学生や趣味の開発者であれば、無料版でも十分な機能を利用できます。

無料版は、基本的なコード補完やAI支援によるコード生成が可能であり、初めての開発者や短期的なプロジェクトに適しています。一方、個人開発者で開発効率を向上させたい場合は、Pro版がおすすめです。Pro版では、無制限のコード補完や高度なAIモデルへのアクセスが可能であり、開発時間を大幅に短縮できます。

企業や大規模組織では、Pro+版が適しています。Pro+版では、1,500件のPremiumリクエストが可能であり、高度なリクエストも効率的に行えます。特に、組織内で大規模プロジェクトに取り組む際には、Premiumモデルのフルアクセスが非常に重要です。

チームで利用する場合は、セキュリティ機能や組織向けのサポートも考慮に入れる必要があります。GitHub Copilot Proには、セキュリティリスクのあるコードの提案をブロックするフィルター機能が搭載されており、安全な開発環境を構築できます。

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GitHub Copilot Free利用時の注意点とトラブルシューティング

GitHub Copilot Freeを効果的に利用するためには、プライバシー、セキュリティ、AI提案の検証、および動作不良時の対処法を理解しておくことが重要です。

プライバシーとセキュリティ

GitHub Copilot Freeを利用する際には、コードのプライバシーとセキュリティに関する注意が必要です。特に、自社のプライベートなコードが漏洩するリスクや、自動生成されたコードが既存のライセンスを侵害する可能性を考慮する必要があります。

GitHub Copilotのユーザー設定でデータ収集を制御し、個人設定を変更して保存されるデータを減らすことが効果的です。Businessライセンスではテレメトリの保存リスクが低いものの、Free版ではより慎重な対策が求められます。

万が一のリスクに備え、GitHubアイデンティティに関連するデータの削除をサポートチケットに記載して要求することも可能です。パブリックなコードを使用する際には、ライセンス条項を遵守し、セキュリティ上の脆弱性が含まれていないかを確認することが重要です。

これらの対策を講じることで、GitHub Copilot Freeを安全かつ効果的に業務に活用できます。GitHubのデータ利用ポリシーを理解し、定期的に見直すことも推奨されます。これにより、常に最新のプライバシー保護対策を講じることができ、安心して開発作業を進めることが可能です。

AIの提案の検証

GitHub Copilot Freeが提案するコードは、高度なAIモデルによって生成されますが、その内容を鵜呑みにせず、必ず検証を行うことが重要です。提案されたコードを手動でレビューし、適切性やバグの有無を確認することで、セキュリティリスクを回避できます。

特に、機密情報が誤って含まれていないか、有効でないソースコードが混入していないかを重点的にチェックする必要があります。GitHub Copilot Chatを活用して、自然言語による問い合わせで問題のデバッグを支援することも有効です。

月に2000回のコード補完と50回のチャットメッセージが提供されるため、これらの機能を最大限に活用し、コードの品質を向上させることが期待できます。AIの提案を検証する際には、単にコードが動作するかだけでなく、その背後にあるロジックや潜在的な脆弱性にも注意を払う必要があります。

これにより、より安全で信頼性の高いコードを開発することが可能になります。また、パブリックなコードを使用する際には、ライセンス条項を遵守し、セキュリティ上の脆弱性が含まれていないかを確認することが重要です。

動作不良時の対処法

GitHub Copilot Freeが正常に動作しない場合、いくつかの対処法を試すことができます。

  • まず、Visual Studio Codeの設定を見直し、GitHub Copilot Freeが正しくインストールされ、有効になっているかを確認してください。
  • 次に、インターネット接続が安定しているかを確認し、必要であれば再接続を試みてください。
  • また、GitHub Copilot Freeの拡張機能を最新バージョンにアップデートすることも有効です。
  • それでも問題が解決しない場合は、Visual Studio Codeを再起動するか、GitHub Copilot Freeを再インストールしてみてください。

これらの基本的なトラブルシューティング手順を踏むことで、多くの動作不良を解決できます。さらに、GitHub Copilot Freeの設定で、データ収集が適切に設定されているかを確認し、必要に応じて調整してください。これにより、パフォーマンスが向上する場合があります。

これらの対処法を試しても問題が解決しない場合は、GitHubのサポートページを参照するか、コミュニティフォーラムで質問することも有効です。

項目対処法
Visual Studio Codeの設定GitHub Copilot Freeが正しくインストールされ、有効になっているかを確認
インターネット接続安定しているかを確認し、必要であれば再接続
拡張機能のバージョン最新バージョンにアップデート
再起動/再インストールVisual Studio Codeを再起動、またはGitHub Copilot Freeを再インストール
データ収集設定GitHub Copilot Freeの設定で、データ収集が適切に設定されているかを確認し、必要に応じて調整
サポートGitHubのサポートページを参照するか、コミュニティフォーラムで質問

GitHub Copilot Freeの今後の展望

GitHub Copilot Freeは、AI技術の進化とともに、開発者の生産性向上に大きく貢献することが期待されています。今後の機能拡張により、AIを活用した開発の未来がより身近になるでしょう。

AIモデルの進化

GitHub Copilot Freeの将来において、AIモデルの進化は中心的な役割を果たします。現在、GitHub CopilotはGPT-4oをサポートしており、柔軟なモデル選択が可能です。

将来的には、GPT-4oやClaude 3.5 Sonnetを超える新しいAIモデルが登場することが期待されています。これらの新しいモデルは、より高度なコード補完と問題解決能力を提供し、開発者の生産性をさらに向上させるでしょう。

例えば、Claude 3.5 Sonnetはコード生成のコストパフォーマンスに優れており、特定のプログラミング言語に関する質問やドキュメント作成に適しています。一方、Claude 3.7 Sonnetは深い推論力と複雑なデバッグが求められる場合に有効であり、ソフトウェア開発全体のコーディングタスクを支援します。

GitHubは、開発者が自分に合ったAIモデルを選択できる環境を提供することを目指しており、AIモデルの進化は開発者にとって大きなメリットをもたらします。これらの進化により、開発者はより少ない時間で高品質なコードを作成できるようになり、ソフトウェア開発の効率と満足度が向上することが期待されます。

開発ワークフローへの統合

GitHub Copilot Freeは、開発ワークフローへの統合を通じて、その効果を最大化します。現在、GitHub CopilotはVisual Studio Code、Visual Studio 2022(バージョン17.13以降)、GitHubのイマーシブモードで使用可能です。

Copilot Chat extensionをインストールし、GitHubアカウントでサインインすることで無償で利用できます。将来的には、GitHub Copilot FreeがCI/CDパイプラインと連携し、開発プロセス全体を効率化することが期待されます。

例えば、コードの品質チェックやテストの自動化にAIが活用されることで、開発者はより高品質なソフトウェアを迅速にリリースできるようになります。

また、GitHub Copilot Freeは、インラインコンプリート機能、ローカルファイルエディット機能、ターミナル補完機能を提供し、開発者が日々のコーディング作業をよりスムーズに行えるように支援します。

これらの機能は、開発者がコードを書きながら即座にコード補完を受けたり、複数のファイルを同時に編集したり、ターミナル内でもコード補完を利用したりすることを可能にします。

開発ワークフローへの統合が進むことで、GitHub Copilot Freeは開発者にとって不可欠なツールとなり、生産性向上に大きく貢献することが期待されます。

おわりに

GitHub CopilotFaceの無料版は、Visual Studio Codeでの開発を効率化する強力なツールです。特に、GPT-4oとClaude 3.5 Sonnetモデルを使い分けることで、バグ修正から新しい言語の学習まで、様々な場面で開発をサポートします。

もし、より高度なAI技術を活用したプロダクト開発にご興味をお持ちでしたら、ぜひHakkyにご相談ください。お客様のビジネスに最適なソリューションをご提案いたします。

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お知らせ

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参考文献

2025年06月15日に最終更新
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