Google Apps Script(GAS)とは、Web ブラウザ上で動作する JavaScript というプログラミング言語をベースに Google が開発・提供しているプログラミング言語です。簡単なプログラムを記述することで、様々な処理の自動化を実現できます。
GAS は、Google アカウントとブラウザがあれば利用できます。開発環境の構築などは不要ですので、導入まで素早く簡単です。さらに、無料で利用可能ですので、開始する敷居が低いのも大きな特徴です。
開発ツールが Web ベースのため、開発環境をダウンロードしてインストールしたりする必要もありません。そのため、PC の OS や環境に依存することは、ほとんどありません。さらに、GAS の実行環境は、Google のサーバー上にあるため、ローカルの PC やブラウザが起動していなくても、動作が可能です。
Google Apps Script (GAS)の特長
GAS には、以下のような特長があります。
手軽に実行できる: Google アカウントとブラウザがあれば、利用できます。
無料で利用できる:サーバー利用を含め全てが無料で利用できます。
複数のサービスと連携できる:Google 内外のサービスと容易に連携できます。
開発環境の用意が簡単:Google サーバー上にエディタを含めたすべての環境が整っています。
PC を起動しなくても実行可能:Google サーバー上で動作するサービスで、ローカル PC を起動しなくても実行できます。
Google Apps Script (GAS)の制限
メリットの多い GAS ですが、Google アカウント(無料版)には、以下の制限があります。
GAS の実行時間の制限:1 回の実行は、6 分まで
1 日のメール受信数:100 件まで
1 通あたりのメール受信者:50 件まで
添付ファイルサイズ:25MB まで
本文のサイズ:200KB まで
Google Apps Script (GAS)による連携
Google が提供しているサービスということからも想像できるように、Google が提供する Gmail やドキュメント、スプレッドシートなどの他のサービスとも連携が容易です。具体的に、以下のようなサービスとの連携が可能です。